領分を守り、需要に応える。
受験指導に携わる人間は、教育者なのでしょうか。もちろん、広い意味で考えれば、我々大人は例外なく教育者です。当然、私たち受験産業の人間にも、それ相応の振る舞いが求められるでしょう。 しかし、受験生や保護者様が我々に求めるのは「偏差値が上がったという結果」だと拝察いたします。だから、私たちは偏差値を上げることに照準を絞り、そのための施策を模索しなければならないのだと考えております。 本当は、良き社会人への道しるべになりたい。叶うなら、子どもたちの心を豊かにする存在でありたい。しかし、そのような役割はご家庭や学校の先生、そして受験の後に出会う人々が果たしてくれる。そう信じて、我々は受験生の志望校合格だけを考え続けます。